春の大雪

 2月5日の夕刻から6日の未明にかけ、関東地方に大雪が降りました。

報道によれば、25cm程度の積雪だったとのことです。

 

6日の朝は、我が家も、周辺の道路の雪かきでした。

近所の人たちも出てきて、総出の作業です・・・・

雪かき専用のスコップを携え、ホースで水道水を撒きながら雪を洗い流します。

30分間くらい、体も程よく温まり、運動にもなります・・・・

 

 毎年、1~2度、この頃に繰り返される年中行事といったところでしょうか・・・・

作業の後のコーヒーの味は格別です・・・・

 

 ひと頃、金沢に赴任していた頃、近所の家々では、積雪時の屋根の雪下ろしに懸命でした。

北陸地方の雪は、豪雪で、しかも水分を多く含むため、屋根の雪を放置すると、家屋が崩壊する恐れがあるため、定期的な雪下ろしが欠かせません。

金沢の家々は、黒々と光る瓦葺きの屋根が特徴で、雪下ろしの場面は、いかにも北陸特有の風情があります・・・・・

雪下ろしをする様には、悲壮感はなく、生き生きとしていて、むしろ嬉しさといった感もあります。

この地の人達は雪を受け入れ、むしろ、雪を楽しんでいるように見えます・・・・

 

 下した雪は用意されたトラックで運ばれ、地元の学校の運動場や公園に集められ、山のように積み重ねられます。

圧巻の雪の山も、4月になると一斉に解けて、あっという間に春が来ます・・・・・

この速さには、驚かされます・・・・

ほぼ数日間の出来事です。

 

そして、春になったという開放感が、たまらなく嬉しいものになります・・・・

雪国では、毎年繰り返される、ありふれた風情です・・・・

我が家での雪かきは、このミニ版といったところでしょうか・・・・

是非、積雪から元気を貰いましょう・・・・

能登半島の地震

  新年もひと月が過ぎ、寒い季節が到来しました。 

1月1日に、能登半島で大地震が発生、報道によれば、2月1日現在、死者238人、避難所生活1.4万人、との事です。       

 

 厳寒地での避難生活は過酷で、県は災害関連死対策に必死です。 こんな中、情報収集や避難所への医薬品輸送などで、ドローンが活躍しているとのこと。                               これまでになかった、新しい手法に注目と期待が集まります。

 私は、現役時代、金沢市への赴任経験もあり、他人事とは思えず、不安と心配に堪えません。                    

 ここで、明るい話題に変えて、食べ物の話です。                    この季節、私たち、讃岐(香川県)の出身者にとっては、暖かいうどんが恋しくなります。 

うどんは、どこの家でも、自宅で打っていました。                                                      

うどんは、四季を通じて食べますが、寒い時期の暖かいうどんは格別です。 

まず、小麦を製粉所に持ち込み、粉にした後、自宅で仕上げます・・・・

自分で、石臼を使ってひくこともあり、これには力が要るので、腕が疲れて大変です。休み休みです・・・・

小麦は、店でも売っていますが、畠があれば、自ら作ることもあります。

うどん粉に少量の水と塩を入れ、これを手でこねて、よくかき混ぜます。

これを布に包んだうえビニールに入れ、上から足で踏んで確り固めます。

次に、まな板にのせ、延べ棒でのばして、薄くしたうえ包丁で細長く切ります。

太く切ったり、薄く切ったり、切り具合で風味も変わります。

大きな釜に一杯水を入れ、これを沸かし、沸騰したところに、先ほどの生うどんを入れます。数分後、うどんが浮き上がったところで素早く取り出し、ザルに入れ冷水で冷やします。

うどんがのびないよう、素早くやるのがコツです。

 自分で打ったことはありませんが、子供の頃、祖母や親がうっているところをよく見ていました。

うどんの事を、地元の子供言葉で、「オピッピ」と呼びます。

オピッピ、まだかなー、早くできないかなあー、と待ちきれない気持ちで一杯でした・・・・

 食べ物が少なかった頃の、嬉しかった、少ない記憶です。

明けましておめでとうございます

明けましておめでとうございます。

穏やかで、暖かい新年を迎え、心からお祝いを申し上げます。

 

とはいえ、世界に目を向けると、ウクライナではロシアによる空爆が続いており、平和は保てていません。

悲しい現実があります。

 

私は、第二次世界大戦を経験し、米空軍の焼夷弾による爆撃の中を必死の思いで逃げ延びたことを、ついこの前の出来事のように覚えています。

 

現在の日本は、参戦や戦争の恐怖はなく、平和な時代が続いています。

この幸せを噛み締め、戦争の無い平和の存続を、強く心しなければならないと思います。

また、これを、現在の若い人たちに伝える義務があるものと考えています・・・・

 

 定年を迎えてから、もう30年近くが経ってしまいました。

スポーツクラブで体を動かし、健康維持に努める毎日ですが、戦後の食糧難の頃には考えられなかった幸せです・・・・

 

同年次の高校時代の仲間と、近くのレストランで、春夏秋冬に食事会をするようになってから大分経ちますが、今年も続けられることに喜びと感謝を忘れることはできません・・・・

 

しかし、始まりがあれば必ず終わりもあ良いことが継続している間は、これを大切にし、幸せが少しでも長く続くよう、努力しなければなりません。

 

「ゆく川の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。よどみに浮かぶ唄方は、かつ消えかつ結びて、久しくとどまるためしなし。世の中にある人とすみかと、またかくの如し・・・・・」

高校で学んだ古文、鴨長明 方丈記の一説が思い出されます・・・・

大学受験のための古文は苦痛でしたが、今思い出される古文には、情緒や趣といった素晴らしいものが感じ取れます。

 

末筆ながら、皆様方にとって、今年が良い年でありますように・・・

今年も残り少なくなりました

飲み会

 昔の仲間と会うことは楽しいものです。

特に、同じ郷里の仲間とは、話題も価値観も似ており話が弾みます。

奇しくも、近くに郷里の高校の同期生が2人いて、自分を含め3人で近くのレストランで定期的に昼食会を開催しています。

 最近では、3か月に一度のペースです。

最近行った旅行の事、スポーツクラブの事、家族の事・・・・・

話題は、何でもありです・・・・・

お互い、郷里の高松市には、暫く帰っていませんが、アルコールが入ると、自然にお国言葉、方言が出てきて、雰囲気は故郷の感じです。

 とはいえ、郷里にはもう仲間はいません・・・・

心の中だけでの存在です。

近くの同郷の友人、これからも大切に、お互い健康である限り、親しい関係を続けて行きたいと思っています・・・・

 

 裏の傾斜地の銀杏が、いっぱい実を付け、熟れた実から落実します。

今年も、実を拾ってきて、水洗いし、陰干しにした後、レンジで温め頂きます。

独特の風味で、お酒のお供にぴったりです・・・・

 

銀杏の木がそびえる裏の傾斜地

 

 11月30日の日経新聞夕刊で、元米国務長官キッシンジャー氏の死去が報ぜられていました。100歳だったそうです。

 1990年頃だったと記憶していますが、私が日本NCR取締役マーケティングサポート部長をしていた頃、NCR本社の力添えで、米国元国務長官キッシンジャー博士をお呼びして、日本NCRユーザー会で講演をして頂いたことがありました。

こんな縁もあり、キッシンジャー氏には特別な思いがあります・・・・

心より哀悼の意を表します

 

キッシンジャー博士と講演の打ち合わせをする筆者

 

 今年も残り少なくなりました。

11月30日に、がん研究センター東病院での胃の定期検診も終え、問題なしとの診断でした。

終わり良ければ全て良し・・・・

1年間、元気で過ごせたことに感謝致します。

 

熱海旅行

 10月中旬、過ごしやすく、また、絶好の旅行シーズンの到来でもあります。

この時期、早速、熱海温泉に行ってきました。

1泊2日の短期間でしたが、古くからの名湯が楽しめ、豊かなひと時を過ごす事が出来ました。

 

東京駅から、JR特急列車で約1時間、熱海駅に到着です。

夕刻、歓迎の花火大会が海岸で開かれ、当地を訪れた大勢の観光客が屋外で楽しみました。

遠くの暗い海上に漁火がちらちらと輝き、花火大会の背景を優雅に彩ります。

待ちに待った打ち上げ時刻の到来・・・・・

観客の頭上に大輪の花が開き、間地かでの光と大音響に心が揺さぶられます。

 

 花火は、自宅付近では夏に限られますが、観光地では季節に限らず何時でも解禁です・・・・

心行くまで、堪能した後、宿に帰り、温泉に漬かりのんびりと・・・・

美味しい夕食を頂きながら、温まった体を、ビールで冷やし、続いて熱燗で再び温めます・・・・

 

 熱海の打ち上げ花火

 

 つい、戦中、戦後の貧しく、みじめだった時代の事が思い出され、現在の豊かで贅沢な幸せな時代が奇跡のように感じられます・・・・

まず、花火からの連想で思い出すのは、米国空軍による空襲、焼夷爆弾の攻撃です。

空から、大量にばらまかれ、その下を、水に浸した毛布を頭に被り、必死で走り抜け、生き抜けました。

同じ火薬でも、焼夷爆弾と花火とでは、大違いです・・・・

 

お米は少なく、貴重なので、麦を混ぜて食していました。それでも、食にありつけるのは有難く感謝しながら頂きました。

学校の運動場は、食物確保のため、全てサツマイモ畑に、道路の道端にも植えられました。

 

 現在でも、イスラエルイスラム組織ハマスの武力衝突が激化するなど、世界での戦争は収まりません。残念なことです・・・・

一方、日本は、平和な時代となり、食べ物にも事欠きません・・・・

風情も、季節によって、様々に存在します。

春には春の、秋には秋の、春夏秋冬それぞれの趣を楽しめます・・・・

現在の恵まれた環境には、感謝の他ありません・・・・

 

 宿の窓からのオーシャンビュー

 

高齢になった現在、健康が許す限り、旅行に、スポーツに、できる事を・・・・・

今の、率直な心境です・・・・・