飛行機の見える風景

飛行機の見える風景

―我が家の窓から―

 毎朝、目が覚めると、窓から、音響と共に、移動する物体が目に入ってきます。

成田空港に着陸する旅客機の姿です。

長時間のフライトの末、新しく訪問する未知の国への期待と不安に満ちた外国人客・・・・

やっと自国に帰り着き、ほっとしている日本人客・・・・

老人夫妻、若者、子供連れの夫婦・・・・

機内の、色々な様子を想像します・・・・

 

 今では、もう、ほとんど海外旅行はしませんが、この風景を見ていると、ひと頃、よく旅行していた頃のことが思い出されます。

 

 初めての海外旅行は、アカプルコ・・・・

外資系企業に勤めていた時、世界中に籍を置く企業のメンバーたちが集まる国際コンベンションの開催地でした。

 

チケット購入の時、予め、旅行会社からも知らされていた通り、メキシコの都市・アカプルコは、底抜けに明るい街で、会場付近のみならず周辺も安全な所です・・・・

現地の方々の接待もあって、そこでの滞在は、大変、気分の良い楽しいものでした・・・・

南国なので、二月とはいえ、気温は温暖で、明るい日差しのもと、身も心も爽快・・・・

 

コンベンションでの共通言語は英語です。

メンバーの中には、日本に住んだことがあったり、来たことがあったりした人が居て、銀座や新宿の飲み屋の話に花が咲きます・・・・

 

日本の飲み屋や、屋台、特に、つけで飲むという習慣は珍しい存在のようです。

旅館の突っ掛けで外出し、途中で、「はなお」で足が痛くなり、裸足になり・・・・

異国での初めての経験は楽しく・・・・

深夜まで飲んで・・・・

はしゃいで・・・・

 

日本は、安全で、異国人にとっても、安心していられることは、我々、日本人として、自慢でき、また嬉しいことです。

外貨を落としてくれるとなれば、より、歓迎・・・・ということにもなります。

ちなみに、ニューヨークでは、裏町を歩くと、街角から黒い手が出てきて、路地へ引き込まれ、身ぐるみ剝がされることも・・・・

 

 ニュージーランドマウントクック遊覧飛行も、記憶に残る楽しい経験でした。

遊覧飛行の途中で、氷原に着陸、これまで見たこともない風景です・・・・

 

アラスカのアンカレッジ、デナリ国立公園、ここでのマッキンレー山遊覧飛行

カナダのアサバスカ氷河の観光

そこを流れる冷たく、美味しい水も飲みました・・・・

 

アレッチ氷河

スイス南部のアルプスにあり、ユングフラウ、メンヒ、アイガーなどの山々に囲まれたヨーロッパ最長の氷河です。

2001年に、世界遺産に登録されました。

ここでは、氷河クルージングを楽しみ、船内で、船員が採取した氷河の氷をかじりました・・・・

 

色々、思い出します。

もっと、もっと、世界中を巡ってみたかったとも思いつつ・・・・